公開日 2023.10.25 更新日 2024.03.03
「リクルートのトップパートナーってどんな存在?」「依頼するメリットを教えてほしい」などと考えていませんか。詳細がわからず依頼先を絞り込めずにいる方もいるでしょう。トップパートナーは、代理店の中でも特に優秀な事業者です。依頼することで、採用活動の質を高めやすくなる可能性があります。ここでは、トップパートナーの概要と選び方を解説するとともに依頼するメリットなどを紹介しています。採用活動を検討中の方は参考にしてください。
広告代理店は、広告を出稿したい企業と広告を販売したい企業の仲立ちをする事業者です。リクルートの広告代理店は、広告を出稿したい企業とリクルートの間に立って両者を仲介している事業者といえるでしょう。ポイントは販売業務委託契約を締結していることです。
リクルートの代理店が扱える主なメディアとして以下のものがあげられます。
【メディアの例】
アルバイト・契約社員・正社員などの雇用形態、営業・経理・販売などの職種を問わず利用できるメディアが揃っています。採用企業の幅広いニーズに応えられる可能性があります。
求人広告を出稿するときに押さえておきたいのが直販と代理店の違いです。理解が不足していると、依頼先を選定するときに悩むことがあります。直販は求人広告を掲載するメディアを運営している事業者です。この記事で説明すると、タウンワークなどがメディア、これらを運営する株式会社リクルートが直販になります。
代理店は直販の代わりに広告を販売している事業者です。この記事で説明すると、販売業務委託契約を締結してフロム・エーナビなどの広告枠を扱っている事業者といえるでしょう。
直販と代理店を比較すると、販売手数料がかかるため代理店のほうが割高になると思われがちです。実際のところは、どちらを選んでも価格は基本的に変わりません。直販を有利にすると代理店を獲得できず販路を拡大できないためです。ちなみに、リクルートの場合、代理店間における価格の差も基本的にありません。販売委託契約を締結しているため、個別の割引などができないからです。
直販と代理店の大きな違いは扱っているメディアの数といえます。直販が扱っているメディアは自社が運営しているものだけ、代理店が扱っているメディアはケースにより異なります。1社だけのメディアを扱っているところもあれば、複数社のメディアを扱っているところもあります。取り扱いメディアの数は、代理店のほうが基本的に多いといえるでしょう。
直販に比べて多くのメディアを扱っているため、自社の環境に合わせた採用活動を展開しやすくなります。
代理店から自社の課題に適したメディアを紹介してもらえることもあるでしょう。
採用活動の幅が広がりやすい点は、リクルートの代理店を利用するメリットです。
窓口を1本化できる点も見逃せません。直販の場合、掲載するメディアごとに打ち合わせなどを行う必要があります。
複数のメディアを扱う代理店であれば、打ち合わせなどを1度にまとめられます。
リクルートの代理店を活用すると、採用活動を効率化しやすくなります。
求人広告運用や採用活動に関するノウハウを蓄積している事業者が多い点も魅力です。
求人原稿作成や応募率アップのポイントなどを抑えているため、採用活動をスムーズに進めやすくなります。
また、代理店の中には採用活動に関する幅広いサポートを提供しているところもあります。
例えば、定着率を引き上げる支援などが考えられるでしょう。
さまざまな相談を行える点もリクルートの代理店を利用するメリットです。
リクルートの代理店の中には、トップパートナーと呼ばれる事業者が存在します。
トップパートナーは、リクルートが運営する求人メディアを主に扱っている代理店の中で、業績や提案力などが特に優秀とリクルートから認められた代理店です。
代理店側の希望だけでなれるわけではありません。
リクルートから信頼性が高いと認められた代理店といえるでしょう。
トップパートナーには、リクルートからさまざまなツールが提供されます。
これらを活用しつつ、求人原稿の作成などの業務を行える点も特徴です。
他の代理店より環境面は充実している傾向があります。
代理店の中には、ゼネラルパートナーと呼ばれる事業者も存在します。
ゼネラルパートナーはトップパートナー以外の代理店です。
ゼネラル(general)が意味する通り「一般の」代理店と言い換えることもできます。
これだけを聞くとトップパートナーより劣る印象を受けますが、必ずしもそうとは言い切れません。
次のようなケースも考えられるためです。
【想定されるケース】
他社メディアを主に扱っている場合やリクルートが運営するメディアを最近になって扱い始めた場合は、優秀な代理店であってもリクルートにおける実績は乏しくなります。
また、トップパートナーと認められるには双方の合意を必要とします。
したがって、ゼネラルパートナーがトップパートナーより劣るとはいいきれません。
トップパートナーになると、特別なサービスを提供できるようになるわけではありません。
また、このサービスを提供しなければならないなどのルールもありません。
基本的なサービス内容は、ゼネラルパートナーと変わらないといえるでしょう。
具体的なサービス内容は事業者で異なりますが、求人原稿の作成、求人広告の運用、広告効果の分析、求人広告の調整などを提供しているケースが多いと考えられます。
採用活動をトータルでサポートできることと一つひとつの業務の質が高いことがトップパートナーの特徴です。
また、リクルートが運営する求人メディアを主に扱っているため、提案するメディアはこれらが中心になります。
トップパートナーは、リクルートが運営するメディアを主に扱っています。
メディアの例は次の通りです。
【取り扱いメディアの例】
これらを主として扱っていますが、取り扱いメディアがリクルートに限定されるわけではありません。
リクルートのメディアを主として扱いながら、他社のメディアも扱っているところも存在します。
このような事業者を選べば、自社の採用活動や課題などにあわせてメディアを選択できる可能性があります。
対応エリアはそれぞれの事業者が設定しています。このエリアに対応しなければならないなどのルールはありません。
幅広いエリアに対応している事業者もあれば、都市部のみに対応している事業者、地元に密着している事業者もあります。
これらの特徴は、ゼネラルパートナーと共通しています。依頼する場合は、採用活動を行いたいエリアに対応していることを確かめておかなければなりません。
事業者ごとの対応エリアは、基本的に公式サイトで確認できます。
確認できない場合は、直接、問い合わせるとよいでしょう。
リクルートの代理店に依頼するのであれば、トップパートナーを選びたいと考えている方は多いはずです。ここでは、依頼することによって得られる主なメリットを紹介します。
トップパートナーに依頼することで、採用活動を効率化しやすくなります。多くの採用企業を支援してきた経験をもとに、求人広告のパフォーマンスを高める方法などを提案してくれるからです。
自社で運用する場合、採用活動を行いながらノウハウを蓄積しなければなりません。
実績が乏しい事業者へ依頼した場合も同様です。無駄が多くなるため、手間も費用もかかってしまいます。
トップパートナーは、リクルートから業績や提案などが特に優秀と認められた代理店です。
質の高い支援を受けられるため、採用活動を効率化しやすくなります。
採用活動の結果に大きな影響を与えるのがメディアです。
メディアの選定を誤ると、質の高い求人原稿を作成しても応募者を集められません。
自社が設定したターゲットに情報を届けられないためです。
例えば、正社員向けのメディアにアルバイトの求人広告を出してもよい反応は得られないでしょう。
トップパートナーは、リクルートが扱うメディアを中心に各メディアの特徴を熟知しています。
業界・業種はもちろん職種や雇用形態などにあわせてメディアの提案が可能です。
自社のターゲットに求人情報を届けやすくなります。
多くのトップパートナーは、求人広告の運用だけではなく採用活動全般のサポートも行っています。
それぞれの事業者が、自社の得意分野を生かしてサポートを行っていることが一般的です。
具体的な内容は事業者で異なりますが、求人原稿の作成、求人広告の運用、求人広告の調整などに加えて、採用計画の立案、採用サイトの制作、定着支援などを受けられることがあります。
自社の課題にあわせて依頼先を選ぶと、質の高い採用活動を展開しやすくなるでしょう。
トップパートナーはどのように選べばよいのでしょうか。確認しておきたいポイントを紹介します。
トップパートナーへ依頼したからといって、求めている人材を必ず採用できるわけではありません。
環境やタイミングによっては、期待した結果を得られないことや結果を得るまで時間がかかることもあります。
したがって、求人広告掲載後のアフターフォローは重要なチェックポイントになります。
適切な提案を受けられれば、状況を改善できる可能性があるからです。
必要性の高いアフターフォローとして以下の点があげられます。
【アフターフォローの内容】
依頼前に、具体的なアフターフォローの内容を確認しておきましょう。
採用活動の成否に大きく関わるのが求人原稿です。単に要点をまとめるだけでは求めている人材と出会えません。
ターゲットを惹きつけるように作成する必要があります。情報収集を目的に行われるのがインタビューです。
優秀な代理店は、採用活動の背景、採用活動の目的、求める人物像などを丁寧に聞き取ります。
説得力のある求人原稿を作成するためです。表面的な内容しか聞き取らない代理店は、採用活動の個別性を見逃している恐れがあります。
ターゲットの心に響きにくい画一的な求人原稿になってしまうかもしれません。
自社の理解に努めてくれる事業者を選ぶことが大切です。
トップパートナーの業務に対する姿勢もチェックしておきたいポイントです。
採用活動が終結するまで丁寧に対応してくれる事業者もあれば、広告を掲載すると連絡を取りにくくなる事業者もあります(基本的には誠実に対応してくれると考えられます)。
当然ですが、前者のほうが採用活動を成功に導きやすいでしょう。
各代理店の姿勢は、日々の言動や打ち合わせに臨む態度などをもとに評価できます。
インターネット上の評判を参考にすることも有効です。
終結まで真摯に向き合ってくれる代理店を選びましょう。
トップパートナーが提供するサービスの種類も確認しておきたいポイントです。
優秀な代理店は、インタビューなどを通して採用企業が抱えている課題を把握します。
採用活動に関連するサービスを提供していれば、課題の解決につながるサービスをワンストップで受けられる可能性があります。
例えば、定着率に課題を抱えている場合は説明会の開催や入社後研修の実施などが考えられるでしょう。
具体的なサービス内容は、代理店により異なります。
したがって、サービスの種類も依頼先を選定する際の基準にできます。
同じトップパートナーでも、サービスや応対の品質はさまざまです。
一定の品質は備えていると考えられるものの全く同じではありません。
例えば、特定の分野におけるノウハウに差がある、対応スピードに差があるなどが考えられます。
小さな差が結果に影響を与えることもあります。トップパートナーだからといって安心せず、各事業者のサービス品質や応対品質を依頼前に確認しておくことが大切です。
採用活動の方向性が決まっている場合は、代理店の得意分野や実績などを参考に依頼先を選ぶとよいかもしれません。
ここからは、トップパートナーへの依頼が勧められる事業者の特徴を紹介します。
リクルートが運営するメディアで、求人広告の効果を高めたい事業者に向いています。
特定のメディアで実績が豊富な代理店は、広告効果を高めるノウハウを保有しているためです。
トップパートナーは、リクルートから業績などが特に優秀と認められています。
特定のメディアで実績が豊富な代理店と考えてよいでしょう。したがって、リクルートが運営するメディアで求人広告の効果を高めたい事業者に最適です。
ただし、リクルートはさまざまなメディアを運営しています。
トップパートナーであっても、全てのメディアに精通しているわけではありません。
求人広告の効果を高めたい場合は、掲載する予定のメディアで実績が豊富な代理店を選ぶ必要があります。
関連記事:求人広告代理店とは?活用するメリットと選び方のポイント
採用活動にどのメディアを選べばよいかわからない事業者も、トップパートナーへの依頼が適しています。
リクルートが運営するさまざまなメディアを扱っているケースが多いうえ、それぞれの特徴を把握しているためです。
採用の背景や採用の目的、求める人物像などにあわせて適したメディアを提案してくれます。
実績が乏しい代理店は、扱っているメディアが少ないことや扱っているメディアの特徴を把握していないことが少なくありません。
ユーザー層とターゲットがずれていると、求める人材を採用することは難しいでしょう。
メディアの選定で悩んでいる場合は、トップパートナーの中から代理店を選んでみてはいかがでしょうか。
複数のメディアを利用して採用活動を行いたい事業者もトップパートナーへの依頼が向いています。
採用企業の要望に応えるため、運営会社を問わずさまざまなメディアを扱っているケースが多いからです。
雇用形態や採用職種などを切り口に、適した複数のメディアを提案してくれることが考えられます。
もちろん、直販や取扱メディアが少ない代理店と個別に契約して複数のメディアを利用することもできます。
ただし、これらの場合はメディアとともに窓口の数も増えてしまいます。
管理に手間がかかるため、採用担当者の負担は大きくなるでしょう。
基本的には、1社で複数のメディアを扱っているトップパートナーがおすすめです。
何かしらの事情で今すぐ人材を確保したい事業者もトップパートナーへの依頼が適しています。
採用ノウハウを蓄積しているため、早期に人材を確保できる可能性が高まるからです。
トップパートナーは、基本的にゴールを見据えた採用計画の立案を得意としています。
また、メディアごとの採用にかかる標準的な期間も把握しています。
綿密な計画を立てられるうえ、結果につながりやすいメディアを選択できるため、早期に人材を確保しやすいのです。
現在は売り手市場が続いているため、代理店の実力により人材を確保できるタイミングは大きく異なります。
信頼性が高いとされる事業者を選ぶ意味は大きいでしょう。
この記事では、リクルートのトップパートナーについて解説しました。トップパートナーは、業績などが特に優秀とリクルートから認められた代理店です。ヒアリング力や提案力などに長けている傾向があります。採用活動を効率化したい場合や自社に合っているメディアを選びたい場合などに適しているといえるでしょう。ただし、同じトップパートナーでも対応やサービスなどは異なることがあります。アフターフォローの有無やサービスの種類などを確認してから依頼しましょう。
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株式会社KRS編集部
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