公開日 2023.12.11 更新日 2024.03.15
Indeed(インディード)は、日本を含む世界60ヶ国以上・28言語による求人掲載サービスを展開する企業で、利用者自身でも自由に検索がかけられる「求人検索エンジン」です。
スピーディに検索がかけられるシンプルな画面構成とAIの搭載により、的確な求人情報の掲載によって求職者と採用企業を結んでいます。
ここでは、Indeedの特徴や他の求人サイトとの違い、広告を掲載する方法などについて詳しく紹介します。
無料掲載と有料掲載の違いや掲載手順もぜひチェックしてください。
Indeedは、毎月3.5億+人以上のユニークビジター(※)を記録している求人検索エンジンです。
求職者は一般の求人サイトと同じように求人情報が探せますが、求人サイトのように部分的な求人だけが表示されるのではなく、膨大な求人サイト・求人票を横断的にチェックできます。
※参照元:Indeed「Indeedについて」
Indeedは、一般的な求人サイトとは異なり「求人検索エンジン」として機能するサイトです。
検索エンジンの特徴である「クローリング」を行って、企業の最新の求人情報を取り上げたり、広告費をかけている求人を上位に表示させたりといった方法で、応募者と採用企業のマッチングを図ります。
Indeedのサイトに入ると、トップページ上部に「キーワード」「勤務地」の検索ボックスがそれぞれ表示されます。
就きたい仕事や企業が決まっている場合はキーワードから、勤務地でざっくりと検索をかけたい場合は勤務地からそれぞれ検索が行えます。
採用企業にとっては、広告費をしっかりとかけて自社の求人を目立たせながら、応募者を募ることができます。
反対に、Indeedでの使い勝手を知りたいが費用をかけられないという場合には無料掲載という方法も選べます。
求人をIndeedに掲載する際、どの方法を選ぶかによって結果が変わってきます。
ここからは「直接投稿」「スポンサー求人」「クローリング」「代理店への依頼」について、仕組みやメリット・デメリットをみていきましょう。
直接投稿とは、求人票を直接Indeedのサイト上に投稿する方法です。
自社サイトに採用ページや求人ページがない場合は、直接投稿によってリアルタイムに情報を掲載できます。
無料・有料のどちらにも対応しているので、Indeed上に求人内容を掲示するだけであれば無料の直接投稿を選ぶと良いでしょう。
直接投稿は、スピーディな求人掲載がメリットです。
クローリングのようにタイムラグが発生せず、Indeed上に投稿が反映されたかどうかを確認する必要がないため、ストレスなく求人を求職者に届けられます。
記入から投稿までに手間がかかり、掲載基準に沿って投稿を行う手間がデメリットです。
タイムラグは発生しませんが、違反のないように注意しながら項目を記入しなければなりません。
スポンサー求人は、広告費を支払って求人広告を掲載する有料掲載のことです。
Indeedでは有料掲載ではなく、「スポンサー求人」という呼び方が一般的に使用されています。
求人情報の掲載については無料掲載よりも有利にはたらきます。
希望する人材のイメージがある程度固まっており、他社よりもスピーディに人材を確保したいときにはスポンサー求人がおすすめです。
スポンサー求人のメリットは、検索結果に表示される回数が無料掲載よりも多いために、多くの求職者の目に留まる可能性があります。
Indeedサイト内の機能もすべて開放されるので、管理画面上でデータを分析しながら求人広告を掲載できるようになります。
スポンサー求人のデメリットは、広告費を使い切ってしまうと打ち切られてしまう点です。
スポンサー求人が終わると自動的に無料掲載へ移るので、求人の表示回数が減ってしまうおそれがあります。
クローリングとは、無料掲載・有料掲載を問わずIndeedが求人サイトや企業ごとの採用ページを巡回し、求人情報を集める仕組みです。
すでに求人票を掲載したページをもっており、直接投稿のための手間をかけたくないという場合には、クローリングの利用がおすすめです。
クローリングのメリットは、直接投稿を一から行う必要がなく自動的にIndeedに情報が掲載できることです。
採用担当者が少なく他の業務にかかっているような場合でも、自動的にクローリングが行われるため手間がかかりません。
クローリングのデメリットは、大きく分けて2点です。
「クローリングのタイミングによって掲載日時が変わる」「直接投稿ほど精度の高い情報が掲載されない場合がある」といった点に注意が必要です。
リアルタイムに求人情報を掲載したい場合は直接投稿を選びましょう。
代理店への依頼とは、「Indeed代理店」に認定されている企業に求人広告の出稿・管理を依頼する方法です。
人材不足やその他の問題で採用を専門に行う担当者が設置できない、あるいはノウハウが少なく求人広告の管理ができないといったケースにも役立てられます。
代理店への依頼のメリットは、正式に認定を受けた広告代理店のサポートが受けられるので、スポンサー求人を有効に活用できます。
初めてスポンサー求人を出す企業にとっては、管理画面の扱い方や分析方法に戸惑ってしまうかもしれませんが、システムを熟知しているプロに依頼すれば効率的に広告を運用できるでしょう。
代理店への依頼のデメリットは、広告費と別に費用がかかるため、無料投稿や通常のスポンサー求人よりもコストがかかる点です。
運用を任せたままにできるので、広告の管理ノウハウが積み重ねにくいといった点もデメリットになる場合があります。
Indeedにおける、無料掲載と有料掲載の表示方法や掲載費用の違いについてみていきましょう。
投稿方法 | 無料掲載 | スポンサー求人(有料掲載) |
掲載費用 | 無料 | 自由に設定 |
費用の発生パターン | なし | ワンクリックごと |
表示回数 | 1回の検索につき1回 | 2回以上・上位表示も可能 |
表示期間 | 無制限(ただし更新は必要) | 無制限(広告費用がなくなるまで) |
管理画面の利用 | 制限あり | 制限なし |
無料掲載にすると採用コストが抑えられますが、有料掲載のように上位表示されるわけではないため、求人検索にかかりづらい点に注意しましょう。
コストパフォーマンスが高くても、求める人材の目に留まらなければ採用活動を終えられないため、無料掲載で成果が得られなければスポンサー求人への切り替えも検討したいところです。
Indeedに求人広告を掲載できる期間は、無料掲載と有料掲載でそれぞれ異なります。
両者の掲載期間について、詳しく確認していきましょう。
Indeedの無料掲載は、期間を限定せずに掲載を続けられます。
しかし、90日を超えて同じ求人広告を掲載し続けていると、休止中というステータスに変更となり掲載が停止する可能性があります。
そのまま同じ掲載を続けるにはスポンサー求人に切り替えるか、無料掲載のままで更新をかけなければなりません。
有料掲載の掲載期間も無期限に行えますが、設定した広告費用がなくなるまでという条件が付けられています。
有料掲載が終了すると無料掲載に切り替わるため、広告費と掲載期間の設定について事前によく検討しておく必要があります。
Indeedに求人広告を掲載する際には、アカウントを作成し内容を確認してから求人票を投稿します。
それぞれの手順について確認していきましょう。
Indeedに求人広告を掲載するには、アカウントの作成が必要になります。
Indeedにアクセスし、右上にある「求人広告掲載」という文言をクリックします。
次にアカウント作成のページに進みます。
メールアドレス・パスワードをそれぞれ入力し、アカウントの作成が行えます。
メールアドレスは企業ドメインのものを登録すると審査がスムーズに進みます。
続く画面では企業の情報を入力してください。
企業情報を登録する画面では、会社名・採用担当者の氏名・会社の連絡先電話番号などを入力します。
Indeedを知った方法を記入する欄もありますので、Indeed社を知った理由をぜひ記入してください。
アカウントが作成できた後は、メールアドレスや電話番号、パスワードといった管理に必要な情報を登録します。
2要素認証(2FA)もアカウント設定画面から設定が行えます。
「求人の基本情報」の画面では、これから掲載する求人票の大まかな部分を記入していきます。
職種名・職種カテゴリー・雇用企業名・勤務地について記入し、「求人の職務詳細」のページに遷移したあとは、雇用形態・給与・求人の職務詳細などを記載できます。
最低限の項目よりも、入力する内容が多ければ多いほどIndeedの審査に通りやすく、掲載にふさわしいと判断されます。
求職者にとっても、項目が埋められている求人情報ほどわかりやすく、応募を検討しやすいと感じるのではないでしょうか。
反対に、求人内容があまりにも簡素・誤解を与える・すでに投稿した求人と似ている場合は、審査に通らない可能性があります。
掲載ルールを事前に確認のうえ、規定に反しないように投稿内容を調整してください。
「求人の職務詳細」ページでは、仕事内容のアピールポイントを詳しく記述できます。
ここを詳しく記載していると、応募者にとって魅力的な仕事であるとアピールできるため、空欄を避けて記入を行うと良いでしょう。
具体的には、仕事内容のアピールポイント・求める人材・勤務時間(曜日)・交通アクセス・待遇(福利厚生)・その他の項目になります。
いずれも空欄にすると求職者にとっての判断材料が少なくなるため、より詳しく職務内容が確認できる求人に応募されてしまう可能性があります。
記載できるところから、少しでも多く空欄を埋めながら次のページへ進みましょう。
次のページ「求人の応募受付方法」では、応募の受け付け方法をメール受信または指定住所への直接訪問から選べます。
「メール受信」を選んだ場合は、メールアドレスを記入します。
電話での問い合わせ・応募は「可・不可」から選択でき、メールアドレスと同様に可を選択したあとは電話番号を記入してください。
Indeedでは応募方法を選択する項目も用意されています。
「Indeed カンタン応募」は履歴書不要で、名前やメールアドレスといった数項目のみで応募が受け付けられます。
人材を少しでも多く集めたい場合は、カンタン応募を選択しましょう。
もう一つの「Indeed 履歴書応募」は通常の求人サイトと同じように、履歴書を提出して選考する応募方法です。
資格の有無や職務経歴といった専門性を問う職種はこちらを選択してください。
以上の内容をすべて記入・選択し終わった後は、内容を確認して投稿します。
有料オプションとして、採用予定人数や求人予算を記入すると、大まかな応募者の増加予定割合が確認できます。
そのまま有料オプションを利用することもできますが、無料掲載を続ける場合は「有料オプションを利用せずに求人を掲載」を選択してください。
Indeedに掲載する求人広告は、以下に紹介する一定の基準を満たしていなくてはなりません。
【Indeedの掲載基準】
求人検索エンジンのため、求人情報以外の掲出はできません。
そして、情報は嘘や誤解のない正しいものでなくてはなりません。
求人情報を投稿できるのは企業の採用担当者など、正当な権限を有する担当者のみに限られます。
企業の採用担当者のように承認を得ている当事者のみが求人情報を投稿できる一方、代理人が掲載するといった方法は認められていません。
第三者の場合は身元を明らかにし、採用企業とどのような関わりがあるかを明らかにする必要があります。
求職の過程において手数料のような料金を課してはならないと決められています。
また、職種名や仕事内容をわかりやすく正確に記述し、求人情報よりも企業情報に焦点を当てるといったアピールは避けましょう。
求人に露骨な内容や差別的表現、性的な内容は含めてはなりません。
求職者を「20代女性限定」などと囲い込むような内容は投稿することができません。
また、Indeedの検索結果を意図的に操作し、トラフィックを増やそうとするような行為が発覚したときは、求人の露出レベルが低下します。
求人広告を掲載する前に、一定の応募数が得られるように3つのポイントを意識しましょう。
募集する仕事内容については、可能なかぎりすべての項目を満たせるように詳しく記入してください。
仕事内容が詳細に記載されているほど求人情報の正確性が増し、応募数を確保できる可能性があります。
「職種名のみ」「職務と無関係の情報が多い」といった場合には、Indeed側から求人を拒否されてしまう可能性があるため注意が必要です。
求人検索エンジンであるIndeedは、検索にかかりやすいキーワードを盛り込むと求人数を目立たせられます。
求人票の中にキーワードを不自然になりすぎない程度に盛り込みましょう。
キーワードはわかりやすいもので、キーワードチェックツールのような診断ツールで上位に挙がっているものを使うと良いでしょう。
仕事から得られるスキル・価値の提示によるアピールも効果的です。
曖昧な内容ではなく「◯◯資格取得をサポート」といった具体的な内容、募集中の職種のメリットが伝わるように記載しましょう。
今回はIndeed求人の特徴、他の求人サイトとの違いや広告を掲載する方法・手順について紹介しました。
Indeedでは横断的に求人情報を取り上げているため、有料掲載やキーワードによる工夫で上位表示を目指すことができます。
無料掲載からスタートして有料掲載に切り替える、代理店を利用して有料掲載を続けるといったさまざまな方法があり、採用企業や募集する求人の内容に見合った方法を検討してください。
KRSでは求人広告掲載をサポートしております。
求職者目線とは何か、どんな情報が効果的なのかなどを踏まえご提案させていただいております。
貴社に合う人材はどんな方なのか、ときには新しい採用ターゲットの集客をお勧めするなど、ご一緒に考えてより有意義な採用をサポートできればと考えております。
求人広告掲載なら株式会社KRSへぜひお気軽にご相談ください。
株式会社KRS編集部
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