「家」に例えると分かりやすい「ホームページ」の基礎知識

公開日 2025.06.30 更新日 2025.06.30

「家」に例えると分かりやすい「ホームページ」の基礎知識

お久しぶりです。ものづくり大好き 全力マンです。
例年に増してホームページ(主に採用サイト)の相談が多く、中でもよく聞かれるのが、「大体いくらかかるのか」です。これは実はかなり回答に迷う質問で、なぜなら、要望次第、こだわり次第で「10万円」でも可能ですし、「100万円」にも「数百万円」にもなるからです。
以前、「10万円くらいでも可能ですよ」と伝え、ヒアリングをしてみると「あ…、そ、それは100万円くらいになりますね…」と訂正して場の空気が重くなったことを覚えています。あるある失敗談です…。
そこで今回は、ホームページやWebサイトを制作する上で、大きく2つのタイプがあることを説明したいと思います。コスト感の目安にもなりますので是非参考にしてください。

スクラッチとパッケージ

さっそく専門用語となってしまいましたが、スクラッチとは構造や仕様も含めてイチから制作すること、パッケージとはテンプレートをもとに制作することです。「家」に例えてご説明しますと、スクラッチはイチから家を設計する注文住宅、パッケージは間取りやデザインが既に決まっている規格住宅となります。

【スクラッチ(注文住宅)のメリット】

  • オーダーメイドだから差別化を図りやすい
  • デザインや動きの効果が自由自在
  • 予算に合わせてオーダーできる
  • 途中で要望が変わってもなんとかなる
  • 納品後の機能追加やページ追加などサイトを育てていける

【スクラッチ(注文住宅)のデメリット】

  • デザイナーや技術者をアサインする分、コストが高い
  • 依頼する会社によって品質に差がある
  • ちょっとした修正でも制作会社に依頼する必要がある
  • サイトを運用するサーバ(土地)やドメイン(住所)の契約が別途必要になる(既にお持ちの場合は不要)
  • 工数が多く開発期間(納期)が長い

スクラッチの最大の魅力は、ご要望に合わせて自由にサイトをつくっていけること。注文住宅のように、材質・色・デザイン・間取りなど「目に見える部分」はもちろん、セキュリティや設備といった「目に見えない環境面」もオリジナルで構築できるため、完成したサイトをどう運用していくかも検討することができます。


【パッケージ(規格住宅)のメリット】

  • 予め仕様やデザインがパターン化されており、完成図をイメージしやすい
  • デザインが完成している状態のため、安価で短納期
  • テンプレート丸ごとの納品となるため、自社内で気軽に修正できる
  • サイトを運用するサーバ(土地)やドメイン(住所)も用意され、定期メンテナンスが不要

【パッケージ(規格住宅)のデメリット】

  • デザインが決まっているため細かい調整ができない
  • 機能アップや仕様変更のカスタマイズができない
  • 運用費・管理費としてランニングコストがかかる

できる・できないは、あくまでも「その場合が多い」というだけで、上記の限りではありませんが、パッケージは基本的な間取りやデザインが決まっている分、制限が多いため、安価で短納期をご希望されるお客様にお勧めしています。

どちらが人気?

AIの導入が加速している昨今では、ITサービスのパッケージ化も当たり前となり、手軽&安価&短納期を実現できる「パッケージ」が今どきの選択と言えるでしょう。しかし、弊社では結果的に「スクラッチ」あるいは、「パッケージ」を土台とした「セミスクラッチ」を選択されるお客様も多数いらっしゃいます。スクラッチがなくならない主な理由として考えられるのは、”採用市場が激化し差別化を図る必要があるから”です。
最初からそれなりの予算を捻出できない場合は、まずはお試しに「パッケージ」、その手応えを感じてから「スクラッチ」を検討されるのも良いかもしれません。弊社では、どちらのご選択でも対応できるリソースがあります。興味のある方はぜひご相談ください。

人材採用でお困りなら株式会社KRSへぜひお気軽にご相談ください。

監修者

株式会社KRS編集部

株式会社KRSでは、求人広告や人材紹介・採用実務サービスなどといった、企業様の採用活動を支援するあらゆるサービスをご提供しています。企業様にとって悩ましい人材不足を解決するために皆さんにお役立ちする情報発信を心がけておりますので、ぜひ参考にしてください!

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