夏季休暇明け、採用市場はどう動く?

公開日 2026.08.20 更新日 2026.08.20

夏季休暇明け、採用市場はどう動く?

「休み明けから求人を出そう」
「9月から本格的に採用を再開しよう」

そう考えている採用担当者の方も多いのではないでしょうか。しかし、2026年は単純に「秋から採用を始めればいい」とは言い切れません。中途採用では、夏季休暇を境に転職活動を再開する人が増える一方、企業側の求人も増加。新卒採用では、学生の就職活動そのものが年々早期化し、次年度採用がすでに動き始めています。
今回は、中途採用と新卒採用に分けて、夏季休暇明けの採用市場がどう動くのか、そして秋採用を成功させるために企業が取り組みたいポイントを解説します。

中途採用は9月が「第二の繁忙期」

中途採用において、9月は重要な転換点です。実際、dodaの2025年のデータを見ると、求人掲載数は9月から増加し、10~11月にかけてピークを迎えています。また、転職希望者数も夏季休暇明けの9月ごろから、年内の転職を見据えて活動を始める人が増える傾向が示されています。
2026年6月の転職求人倍率は2.55倍。前年同月の2.33倍から0.22ポイント上昇し、求人数も前年同月比16.6%増となっています。

つまり、「秋になれば人が採れる」という市場ではありません。むしろ、求職者が動き始めるタイミングと、企業の採用活動が活発になるタイミングが重なるため、競争が激しくなると考えたほうがよいでしょう。では、この時期にどんな採用活動が効果的なのでしょうか。

 

ポイントは「求人を出す」から「選ばれる求人にする」へ

9月以降の中途採用では、求人を掲載するだけでなく、求職者から選ばれるための情報設計が重要になります。
例えば、

  • 仕事内容を具体的にする
  • 入社後のキャリアを明確にする
  • 給与や休日などの条件を分かりやすくする
  • 職場の雰囲気が伝わる写真を掲載する
  • スカウトでは「なぜあなたに声をかけたのか」を伝える

といった細かい工夫の積み重ねです。
特にスカウト採用では、「誰にでも送っている」と感じられる内容では、数多くのオファーの中に埋もれてしまいます。求職者が動き始める9月だからこそ、求人票やスカウトの内容を事前に整えておく。これが秋の中途採用で差をつけるポイントです。

新卒採用はもう「次年度」が始まっている

一方、新卒採用はさらに早い動きになっています。

  • 6月時点ですでに81.5%の学生が1社以上のインターンシップにエントリー
  • 「本選考への優遇を受けるため」を理由にインターンへ参加する学生が58.0%で、27卒より5.6ポイント増加

つまり、28卒ではインターンが単なる企業研究ではなく、本選考を見据えた接点としてより意識されていることが分かります。また、2026年5月の学情の企業・学生動向でも、28卒について「早期インターン→早期選考」が重要になっていることが取り上げられています。

早期選考が重要視されているということは、”採用する側”の視点から言えば、学生と早い段階から接点を持ち、企業を知ってもらい、興味を持ってもらう、「早期接触」がカギとなります。

 

秋冬は「採用」より「接点づくり」に注目

では、秋冬の新卒採用では何をすべきでしょうか。ポイントは、すぐに応募・選考へ誘導することだけではありません。

例えば、次のようなものが挙げられます。

  • 仕事体験型のインターンシップ
  • 強化型オープン・カンパニー
  • 若手社員との交流・職場見学等のイベント開催
  • 業界・仕事理解セミナー

これらを通じて、学生が「会社で働くイメージ」を持てる機会をつくることが大切です。

また、学生が企業を知る入口として、採用ホームページの重要性も高まっています。HR総研の調査では、26卒採用で大企業が重視した施策として「自社採用ホームページ」が53%で最多となりました。また、内定充足率が高い企業では、自社採用ホームページに加えて、対面型インターンシップや内定者フォローも重視されています。早期接触の機会を増やすだけでなく、接点を持った学生が「もっとこの会社を知りたい」と思ったときに、受け皿となる情報を整えておくことが重要です。

 

秋採用を成功させる秘訣は「今のうちの準備」

ここまで説明差し上げたように、中途採用と新卒採用では、夏季休暇明けの動き方が少し異なります。

中途採用では、9月以降に動き始める転職希望者を逃さないこと。
新卒採用では、秋冬のインターンシップやイベントを通じて、次年度の学生との接点を早めにつくること。

共通しているのは、「動き始めてから準備する」のでは遅いということです。

求人票は最新の内容になっているか。
スカウト文面は、ターゲットに合わせて最適化されているか。
採用ホームページには、学生や求職者が知りたい情報が掲載されているか。
インターンシップや説明会は、「参加して終わり」ではなく、その後の接点につながる設計になっているか。

夏季休暇明けは、採用活動を再開するタイミングであると同時に、これから始まる秋の採用競争に備えるタイミングでもあります。

 

「秋から採用を頑張る」のではなく、「秋に成果を出すために、今準備する」

この視点を持つことが、2026年後半の採用成功につながるものと考えております。

「求人を出しているのに応募が来ない」
「スカウトを送っても反応が少ない」
「新卒採用で学生との接点を増やしたい」
「採用ホームページをもっと活用したい」

そんなお悩みがあれば、まずは現在の採用活動を一度整理してみることをおすすめします。弊社では、求人媒体の活用支援からスカウト運用、求人内容の改善、採用ホームページの制作・改善まで、企業様の採用課題に合わせたご支援を行っています。秋の採用活動を「なんとなく再開する」のではなく、成果につながる採用活動へ。夏季休暇明けの今こそ、一度採用活動を見直してみませんか?

 

人材採用でお困りなら株式会社KRSへぜひお気軽にご相談ください。

監修者

株式会社KRS編集部

株式会社KRSでは、求人広告や人材紹介・採用実務サービスなどといった、企業様の採用活動を支援するあらゆるサービスをご提供しています。企業様にとって悩ましい人材不足を解決するために皆さんにお役立ちする情報発信を心がけておりますので、ぜひ参考にしてください!

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