公開日 2023.12.11 更新日 2024.03.15
Indeed(インディード)は、求人情報を横断的に検索できる求人専門の検索エンジンです。
求人広告を上位に掲載し続けることで多くの求職者の目に留まる可能性がありますが、自社で求人情報を掲出し、運用するにはノウハウが必要になります。
この記事では、Indeedに求人広告を掲載する際に役立つ「Indeed認定パートナー」について紹介します。
認定パートナーの種類、業務内容や利用するメリットについて取り上げますので、ぜひ参考にしてください。
Indeed認定パートナーとは、Indeedに掲載する広告の販売代理店のうち、Indeedに関連するプロダクトの販売実績から半期ごとに認定を行う制度です。
認定パートナーはいずれも豊富な広告運用実績をもち、Indeed社から公式に認定を受けて採用企業のニーズに応え、ノウハウを提供します。
認定は半期ごとに見直されるため、連続して評価を受けているかが重要なポイントになります。
パートナー認定を受けた代理店は、採用企業に代わって求人広告を運用します。
採用企業ごとのニーズをヒアリングし、広告運用や採用マーケティング活動を支援します。
広告運用を効果的に行うために、認定パートナーは原稿のチェック・作成・広告効果の分析を継続的に行います。
1回きりではなく改善を繰り返し重ねていくことでさらに広告運用を効果的に行い、費用対効果を高めていきます。
代理店への依頼は採用コストの削減に役立ちます。
認定パートナーに運用代行を依頼すれば、自社で出稿を行う際にかかる人件費や負担をカットできるのです。
長期的に考えると、求人広告の管理に不慣れな担当者に任せるよりもプロの代理店への依頼のほうがコスト削減に役立つでしょう。
Indeed認定パートナーとして登録される代理店には、求人広告代理店・Web広告代理店・コンサルティング系代理店・採用集客代理店の4種類が挙げられます。
それぞれの代理店ではどのような業務やサービスを提供しているのでしょうか。
求人広告代理店は、求人情報を専門的に扱う広告代理店です。
求職者の目に留まる求人を広告として掲出する際にどのような文言や情報が好意的に受け止められるのか、他社と差別化できるのかを分析して提案し、求職者の立場に立った広告掲載をサポートしています。
求人広告代理店は、採用企業(クライアント)が手数料や代行料を支払って広告出稿に関するさまざまな提案やサポートが受けられます。
求人広告を専門に扱うプロのため、採用活動を効率化したい企業に適したパートナーといえるでしょう。
Web広告代理店は、Webに掲載するさまざまな広告の出稿を扱っている広告代理店です。
Web上でユーザーが目にする広告は、Web広告を専門とする代理店を通じて掲出されるケースが多くみられます。
膨大な量の広告が入れ替わりながら掲載されているので、より上位の目に留まりやすい場所に広告を掲示することが、Web広告代理店の役割でもあります。
Indeedは新聞や雑誌といったオフラインの媒体ではなく、オンライン上で求職者を募集するサイトのため、Web広告代理店のノウハウも十分に採用活動に役立てられます。
コンサルティング系代理店は、クライアントである採用企業の課題を洗い出し、戦略の立案・プロセスの改善提案・必要なシステムの導入などをサポートする会社です。
課題解決のためにさまざまな提案やアドバイスを行いますが、代理店の場合は広告の運用に関する代行業務も請け負っている場合があり、効果的な広告運用を支援してもらえるでしょう。
ただし、コンサルティングを専門としている会社では代行業務に対応していない場合もあります。
事前にIndeedの広告運用を代行しているかどうか、確認のうえでコンサルティングサービスと併用すると良いでしょう。
採用集客系代理店は、採用や集客活動といった部分に強みをもつ広告代理店です。
一般的な広告代理店と異なる点として、採用活動に重点を置いた提案が行えるというメリットがあります。
「採用に関してノウハウが少ない」「採用担当者が他の業務に取り掛かっておりリソースが割けない」という状況でも強力なサポートが得られます。
Web広告の出稿や改善に強みをもつ代理店なら、Indeed上で掲載する求人広告について効果的な提案が受けられるでしょう。
Indeed認定パートナーは、主に3つの業務を担当します。
求人原稿の作成・採用メディアの作成運用・Indeed活用のコンサルティングのそれぞれについて確認していきましょう。
求人原稿とは、求職者を募集する際に掲出する広告の文言です。
自動で文言を作成するツールなどもありますが、機械的な文章では読む人の心を掴みづらいデメリットも。
自社の魅力を伝えるためには、他社とかぶらない文言や文章構成にする必要があります。
Indeed認定パートナーの多くは、求人広告を出稿するにあたって求人原稿のチェックや修正、あるいはゼロからオリジナルの原稿づくりを担当します。
すべて自社で行おうとすると、原稿作成の時間がとれない場合には必要最低限の内容しか盛り込めないため簡素な文章になってしまいますが、認定パートナーに依頼すれば時間をかけてオリジナリティの高い原稿が作成できます。
一部の認定パートナーは、採用メディアの作成・運用といったサービスにも対応しています。
例えば、Indeedに直接出稿するのではなく自社のホームページ内に採用サイトや求人ページを作りたいような場合は採用メディアを作成します。
自社で作成するのは手間がかかってしまいますが、認定パートナーはノウハウが豊富なためスピーディにサイトを制作してくれるでしょう。
Indeedを活用するためのコンサルティングも、認定パートナーのメリットです。
単に広告を作って掲載するだけでは、希望する求職者に出会えない場合もありますが、広告の上位表示や広告内容の見直しといったいくつかの手法を盛り込めば、採用を効率化できます。
どのような目的で広告を出すのか、どの求職者に向けた広告なのかといった基本的な部分からまとめながら、Indeedを最大限に活用できるように採用までのプロセスを組み立てていきます。
Indeed認定パートナーに依頼すると、どのようなメリットが期待できるのでしょうか。
5つに分けてポイントを確認していきましょう。
求人広告の作成や投稿、運用といった知識がなくてもIndeedを活用できます。
自社で広告を管理するノウハウがない、時間やコストがかけられないといったケースでは、効率的に採用へつなげてくれる認定パートナーが活躍します。
企業によっては「自社サイトや採用ページを持っているのに、なかなか採用につながらない」という悩みもあるかもしれません。
認定パートナーは自社サイトの特徴、企業の強みや特色を踏まえながら、求人ページや求人票の内容も確認し、改善点を提案します。
広告のプロによるノウハウの提供と客観的な視点が得られるため、採用活動を強く後押ししてもらえるでしょう。
求人広告は、採用企業ではなく求職者にとって魅力あるものにしなければなりません。
したがって、求職者の目線に立った内容や構成である必要があります。
認定パートナーは豊富な実績を基に、応募が集まる求人広告を提案します。
「必要な情報さえ載っていれば応募が来る」とは限らないため、まずは採用ターゲットを明確にしたうえで、ターゲットに向けた求人内容に整えていきます。
ターゲットを明確にすれば曖昧な表現が引き締まり、端的に伝えたい内容を伝えられるようになります。
自社では見えてこなかった部分が客観的に改善され、魅力的な広告ができあがります。
自社の求人広告を検索結果の上位に表示させられる点も魅力的です。
Indeedでは広告費をかけない無料投稿という手段もありますが、一切広告費をかけない最低限の形での出稿となり、広告費をかけている他社よりも下位に表示される可能性が高くなります。
認定パートナーによる運用では広告に費用をかけるため、作成した求人広告が下位に押し下げられる心配がありません。
さらに広告代理店の集客ノウハウが加わると、閲覧数を上げるキーワードを盛り込んで魅力的な構成に整えることで、検索結果の上位に表示できるようになります。
Indeed以外の媒体についても、求人広告を作成し掲載するためには一定の費用がかかります。
Indeedではクリック課金と呼ばれる方法を採用しており、ワンクリックごとの単価を自由に設定できます。
そのため、一律で高額な費用を請求される心配がなく、運用状況をみながら単価の見直しや掲載が続けられます。
認定パートナーに依頼する費用も広告費の20%程度と決められているため、高額な手数料が発生する心配がありません。
結果として、他のサービスで求人広告を掲載するよりも費用を削減できる可能性があるのです。
認定パートナー企業は、豊富な求人媒体での掲載実績があります。
そのため、Indeedだけで成果が出るか不安な場合には、他の求人媒体も含めた相談が可能です。
Indeedで広告を出したけれど成果が得られなかった場合は、そのまま掲載を続けるだけではなく「別の求人媒体に切り替える」「Indeedと併用して他の求人媒体にも広告を出す」といった方法が選択肢に入ってきます。
その際、他の求人媒体では、Indeedとは違ったアプローチが必要になることもあり、自社でいくつもの媒体を掛け持ちするのは難しくなってしまいます。
そのような場合に、実績のある認定パートナーのサポートが役立ちます。
Indeed認定パートナー選びで確認したいポイントは5つです。それぞれのポイントを詳しくチェックしていきましょう。
同じ広告代理店でも、コンサルティング系・Web広告系・媒体を問わず幅広く対応している企業といった違いがあります。
Indeedへの広告出稿についても、自社で対応すべき部分が認定パートナーによって異なる(別途サービス料金が発生するケースがあります)ため、対応範囲をよく確認してください。
さらに、課題の洗い出しから提案、代行サービスやアフターフォローまでを一貫して対応しているのかといった、採用プロセスのカバー範囲も確認しておきましょう。
契約期間についても、サービス料金と併せて確認したい部分です。
通常は広告掲載の目安として1ヶ月単位が多くみられますが、長期的な運用では年単位での契約が可能なところもあります(詳しくは認定パートナーへご相談ください)。
Indeedへの広告運用代行にかかる費用は、広告費の20%程度が相場です。
広告費の全体が10万円であれば2万円、100万円なら20万円となりますが、運用以外にもコンサルティングや採用サイトの制作、その他のサポートを求めるときには別途費用が発生します。
サポートの範囲に加えて、トータルの料金と内訳も確認しておきましょう。
認定パートナーとしてのランクを確認する以外にも、企業のホームページで直接対応可能なサービス、運用実績を確認してみてください。
実績が豊富であるほど信頼性も高まりますが、実際に行ったサービスの内容と成果にも注目する必要があります。
例えば、同じ認定パートナーでも自社のホームページに「実績◯件」としか書かれていないA社と、実施したサポートの内容やその結果までを記載しているB社とでは、B社のほうが詳細な説明が受けられる印象がありますね。
コンサルティングや広告の運用代行は数字だけでは確認しにくい部分もあるため、Indeedの認定パートナーとして何年の実績があるのか(毎年どのレベルにランク付けされているか)を確認すると、サポート力の高さが推測できるでしょう。
Indeed以外に掲出する求人広告としては、Web上への出稿や雑誌・新聞・地方紙・情報誌などに掲載する広告が挙げられます。
どこへどのような広告を出すかは、募集する業種・職種や企業の知名度、採用ターゲットにより異なり、若年層をターゲットとするケースではSNSや動画配信サイトのような媒体に掲載することで効果が得られる可能性があります。
Indeedにこだわらず、他の場所にも広告を出そうと考えている方は、採用ターゲットを明確化して出稿先を提案してくれる認定パートナーへの相談をおすすめします。
Indeed認定パートナーには、一般のパートナーに加えてシルバー・シルバー+・ゴールド・プラチナムの4段階に分かれています。
通常パートナーは、Indeedの求人広告代理店として認められている一般的な代理店です。
実績に関して評価されればシルバーからシルバー+とワンランク上のレベルにアップしていきます。
プラチナム(プラチナ)パートナーは2022年に新設され、Indeedにおける認定求人広告代理店で最上位のパートナーランクです。
2023年11月末時点で、3社だけがノミネートされている最上級のレベルです。
ゴールドパートナーよりもさらに規模の大きな採用活動を手掛ける力があり、競合する他の認定パートナーよりも売上実績を上げられている証明でもあるため、ハイレベルの採用サポートを求めたいときに適しています。
ゴールドパートナーは、シルバー+パートナーのワンランク上に位置する正規の求人広告代理店です。
プラチナムが登場する前はもっとも上位のランクとして位置づけられていました。
現在でもゴールドランクは、シルバーの上位にあり豊富な実績と規模の大きな案件に対応できるレベルとなっています。
Indeedでは2023年11月末時点で16社がゴールドパートナーとして認定されています。
広告費の予算が100万円を超える中規模以上の案件には、ゴールドパートナーがおすすめです。
シルバー+(プラス)パートナーは、シルバーパートナーからさらにワンランクアップした段階です。
シルバーとゴールドの中間に位置しており、やや規模の大きな求人広告にも対応できる正規代理店です。
ゴールドのレベルに至る代理店は予算が100万円を超えるケースも多く、大量採用や長期的な広告運用を考えているケースが目立ちます。
それほどの規模ではなくても、ある程度広告費をかけながら実績のある代理店に依頼したい場合は、シルバー+がおすすめです。
シルバーパートナーは、通常のパートナーからさらにワンランクアップした段階の求人広告代理店です。
Indeedの正規代理店であり、さらに実績が評価された場合にシルバーパートナーとして評価されています。
シルバーパートナーになるためには代理店としての基本的なサービスを整えており、さらに実績も持っていなければなりません。
実績という点で評価されているぶん、通常のパートナーに比べて信頼性の高いサポートが期待できるでしょう。
ここからは、特別認定パートナーとしてプラチナムパートナーに選ばれている3社をピックアップしていきます。
1990年に設立された求人広告代理店である株式会社アイデムは、2020年より3年連続運用金額実績ナンバー1(※)を達成し、業界や職種を問わずサポートを続けてきました。
求人原稿の作り方、適切な予算の立て方といった段階からサポートしており、掲載原稿の改善も含めた専門チームによる運用と、1回あたり120,000円以上であれば任意の金額が設定できる手軽さが魅力的なIndeedプラチナムパートナーです。
応募最大化プランとして、Indeedアナリティクスを活用した分析・改善提案はもちろん、アイデムが提供する「Jobギア販促」で採用につながる提案を行います。
大阪市北区に本社を置く株式会社クイックは、人材紹介事業とリクルーティング事業を柱とする総合人材サービス、地域情報誌の発行やHR業界向けWebサイトの運営といった情報サービスを柱としている会社です。
2023年にIndeedプラチナムパートナーに認定され、現在も総合人材サービスの中の「リクルーティング事業」として、求人広告の広告代理事業を実施しています。
採用企業と求職者をつなぐコミュニケーション支援を心掛けており、採用計画の立案から入社後フォローまでワンストップでソリューションを提供しています。
Web事業・人材事業・海外医療事業などを幅広く手掛けている株式会社DYMでは、独自のノウハウを活かしてIndeedスポンサー求人広告の運用が評価され、2023年にプラチナムパートナーの認定を受けました。
DYMではアグリゲーション広告専門のシステム開発チームを保有し、戦略的な運用方法を提供しています。
採用の上流から下流まで一貫して対応できる体制も魅力的で、認知度施策(ブランディング)や面接設定率向上のためのサービスなど、求人広告代理店を超えてあらゆる採用の問題に向き合っています。
株式会社KRSは1975年より人材採用広告部門が独立し、ノウハウを蓄積しながら採用活動全般のソリューションを展開してきた企業です。
「求人広告サービス」として、求職者目線の広告掲載をサポートしています。
求職者の目線とはどのようなものなのかを説明するところから始まり、どのような情報が目に留まるのか、ときには新しい採用ターゲットの提案なども行っています。
Indeedだけではなく、日本国内で大手とされる他の広告媒体にも多数求人広告を掲載サポートとしているため、一定のノウハウを蓄積してきました。
さらに就職フェア・新聞への掲載・地方紙・採用テスト・採用ツール(パンフレットやポスター、映像コンテンツなど)のような媒体にもサポート実績があります。
求人広告の出し方や効果的な提案に加えて、採用の実務や採用サイト作成といった細やかなサポートにも対応。
広告を出稿して終わりではなく、採用活動全体を見渡した提案が特徴です。
企業ごとの課題に合わせた手法を提案し、オリジナルのサービスとして広告掲載をサポートした事例をご紹介します。
「集客がうまく行えず、応募者管理の勝手もわからない」といったお悩みをもつIT系企業に対して、課題の洗い出しからサービスの提案、プロジェクト費用の見積もりまでを行い、採用活動につなげました。
サービス内容としてメディアの選定、応募者の管理代行(受け付けから書類選考〜内定、問い合わせ対応などトータルサポート)を提示し、複合的なプランによって採用活動が進められました。
今回は、Indeedから実績を認められている認定パートナーについて詳しく紹介しました。
求人広告は採用ターゲットの絞り込みに加えて、求職者側から見て魅力的と思える構成・文章にしなければなりません。
Indeedのように膨大な求人を扱う媒体では、上位表示のためにさまざまな工夫が必要です。
認定パートナーは上位表示を目指せる施策や提案が可能なため、採用活動を効率化する際に頼れる味方です。
ぜひこの機会に、ノウハウの豊富な認定パートナーをご検討ください。
KRSでは求人広告掲載をサポートしております。
求職者目線とは何か、どんな情報が効果的なのかなどを踏まえご提案させていただいております。
貴社に合う人材はどんな方なのか、ときには新しい採用ターゲットの集客をお勧めするなど、ご一緒に考えてより有意義な採用をサポートできればと考えております。
求人広告掲載なら株式会社KRSへぜひお気軽にご相談ください。
株式会社KRS編集部
株式会社KRSでは、求人広告や人材紹介・採用実務サービスなどといった、企業様の採用活動を支援するあらゆるサービスをご提供しています。企業様にとって悩ましい人材不足を解決するために皆さんにお役立ちする情報発信を心がけておりますので、ぜひ参考にしてください!